協会ブログ

夕方になると、また検索していませんか
仕事や用事を終えて、ようやく台所に立つ時間。冷蔵庫を開けた瞬間に、今日もまた「何を作ろう」と手が止まる。そんな日が続くと、ごはん作りは料理そのものよりも、作る前の迷いで疲れてしまいます。
そこで多くの人が最初に開くのがレシピです。もちろんレシピは悪いものではありません。特別な料理を作りたい時や、参考にしたい時にはとても便利です。けれど、毎日の夕飯作りで毎回レシピ探しから始めると、いつの間にか時間も気力も奪われてしまいます。
レシピ検索が献立作りを重くする理由
検索すると、料理の候補はたくさん出てきます。けれど候補が多いほど、逆に選べなくなることがあります。作れそうだと思ったら材料が足りない。調味料が家にない。さっき見たページがどこか分からない。そんな小さなつまずきが重なると、夕飯作りはどんどん遠く感じられます。
しかも、やっと一品作れても、次の日にはまた同じところから始まります。昨日のレシピを探して、今日は別のレシピを探して、また材料を確認する。この繰り返しでは、料理の腕が上がる前に疲れてしまいます。
献立上手な人は、料理名から考えない
献立上手な人が最初に考えるのは、料理名ではありません。ハンバーグにしよう、肉じゃがにしよう、という名前から入るのではなく、今日は家に何があるか、家族に何を食べてもらいたいか、どんな方向の味にしたいかを見ています。
たとえば野菜を多めにしたい日。軽く食べたい日。豆を少し足したい日。そうやって方向が決まると、細かいレシピを見なくても、今ある食材を組み合わせて一皿にできます。料理は名前がついていなくても、食卓に出せます。家族が美味しいと食べてくれれば、それで十分に家庭料理です。
レシピは答えではなく、参考にするもの
レシピを見ないというのは、何も見ずに完璧に作るという意味ではありません。レシピを主役にしすぎない、ということです。毎日のごはんでは、レシピ通りに材料をそろえるよりも、今ある食材をどう生かすかの方が大切です。
料理に失敗という考え方を強く持ちすぎると、決められた通りに作れないことが不安になります。でも家庭料理は、もっと自由でいいものです。組み合わせを変えてもいい。味を少し変えてもいい。昨日とは違う形にしてもいい。そう思えるだけで、台所に立つ心が軽くなります。
毎日の料理は、覚えるより広げる
毎日をラクにする鍵は、たくさんのレシピを覚えることではありません。ひとつの食材を、どう広げられるかを知ることです。野菜を炒める。豆を添える。ソースを変える。少し味を足す。こうした小さな展開を持っていると、同じ食材でも別の料理のように食べられます。
レシピを探す時間が減ると、料理の時間そのものも短くなります。そして何より、夕方に感じていた「また考えなきゃ」という重さが減っていきます。献立上手とは、特別な料理をたくさん知っている人ではなく、今あるもので迷わず食卓を整えられる人なのだと思います。
今日の台所で試せる小さな一歩
次に冷蔵庫を開けた時、まず料理名を探す前に、今ある食材を見てみてください。野菜はあるか。豆は足せるか。何か炒めておけるものはあるか。そこから一皿を考えるだけで、いつもの献立作りは少し変わります。
あなたは夕飯を考える時、料理名から決めることが多いですか?それとも冷蔵庫の中から決めることが多いですか?
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