世の中の書物やネットの記事には、様々な“健康法”が溢れています。
コロナウィルス感染症蔓延の状況下で、改めて「健康」に意識を向けた方も多いかもしれません。
そもそも、健康法とはなんでしょうか。
世の中にあふれている健康法の中身を見てみると、
「○〇を食べれば免疫力が上がる」「○○をすれば健康になる」もしくは「バランスが大切」など、
健康になるための根本的な解決方法が欠けているものばかりです。
こんなにも健康についての情報がありながら、
何を試しても「健康」になれない方が多いのは、
その解決策が明確ではないからでしょう。
この記事では、私達の体の健康を脅かす原因として考えられる活性酸素について書きます。
活性酸素について知ることで、解決策を提示できれば幸いです。
体を酸化させる“活性酸素”について
昨今、多くの方が罹患している生活習慣病。
実は、生活習慣病になる原因の9割が「酸化」である、といわれています。
「生活習慣病」と「酸化」が関連している、
と言われても、ピンとこない方も多いと思います。
●そもそも「酸化」とは
物質が酸素と化合した時に起こる反応のことを言います。
この酸化を起こす大きな原因は「活性酸素」という、電子の欠けた悪い酸素です。
活性酸素は、物質から激しい力で電子を奪い、
その物質を酸化させて本来持っている性質を変化させます。
これが体の中で起こるとどうなるでしょう。
よく言われるのが「体をサビつかせてボロボロになる」という状態を作ります。
活性酸素は体内で様々な成分と化学反応を起こします。
アミノ酸が酸化すると体を構成するたんぱく質が障害を受けたり、
脂質の酸化が起こると細胞膜が傷ついたりします。
私達の体は60兆個の細胞で出来ており、
それぞれの細胞が酸化を起こす可能性があります。
活性酸素で傷つけられた血管の壁に、
活性酸素により酸化したコレステロールがこびりついて
血管壁を分厚くしてしまうのが、生活習慣病の1つでもある動脈硬化です。
同じことが心臓の周りで起これば心筋梗塞、脳の周りで起きれば脳血管疾患などに近づきます。
●活性酸素は味方でもある?!
実は活性酸素は、
細菌、ウイルス、カビ、病原菌など、
体内に侵入した外敵を撃退してくれる心強い味方でもあります。
「あれ?ウイルスから守ってくれるなら必要なものでは?!」と思う方も多いと思います。
もちろん、活性酸素が全くない状態は、かえって健康を害することにもつながります。
しかし、現代人の多くは、活性酸素が多すぎる状態になっているのです。
だからこそ活性酸素を抗うことを意識しなくては健康にはつながらないのです。
現代人の周りに溢れている、活性酸素を増やす原因とは?
私達は、なぜこんなに活性酸素の影響を受けているのか?
それは活性酸素が増える原因が私達の生活に溢れているからです。
●活性酸素が増える原因
酸化の原因となる「活性酸素」を増やすものとは・・・
- 激しい運動
- 喫煙
- 飲酒
- 紫外線
- 放射線
- 電磁波
- 大気汚染
- 農薬
- 医薬品
- 洗剤
- 食品添加物
- ストレス
「運動」=「健康に欠かせないもの」というように感じますが、
激しい運動を行うと、酸素を大量に取り込むため、酸化を進めてしまいます。
「健康のため」と考えるなら、
激しい運動ではなく、ゆったりとした動きの運動に変えていくのがおすすめです。
「喫煙」や「飲酒」が健康を害することは、すでによく知られており、
これらを控えている方も多いですね。
「放射線」以降の項目については、
まだまだ意識を向けていない方も多いのではないでしょうか。
JORAがなぜオーガニックをすすめるか
JORAの料理教室で使用する野菜は、できるだけオーガニックのものを選んでいます。
座学の講義の中でも、オーガニックのものを選ぶことをおすすめしています。
「活性酸素は体内に侵入する細菌やウイルスを撃退するために働く役割もある」
と書きましたが、それは、
活性酸素が武器となり、体に異物が侵入するのを防ぐ働きをしてくれているからです。
つまり、たくさんの異物が侵入してきたときは、それだけ多くの活性酸素が必要となり、
体内に活性酸素がどんどん増えていきます。
異物というのは細菌やウイルスだけではありません。
農薬も私達の体にとっては異物です。
侵入時に撃退できなかった農薬は肝臓で解毒が行われますが、この時も活性酸素が発生します。
農薬が体内に侵入することは体内で何度も活性酸素の発生の原因を生み出すのです。
私達の体をつくるには“食”は欠かせません。
しかし、農薬まみれのものを食べていては、
本来、「体をつくるためである食」であるにもかかわらず、
活性酸素を生み出す食になってしまいます。
また、農薬だけではなく食品添加物も異物です。
コンビニやお惣菜、ファストフード店の需要が増えるとともに、食品添加物の使用量はここ数十年で格段に増え、今では食品添加物を一切排除しての食事は難しいほどになってきました。
毎回の食事で農薬や食品添加物を摂取していたら、活性酸素は増え続け、つまりは体の酸化を進めることとなり、体はボロボロになっていきます。
オーガニックのものを使用することは私達の体だけではなく地球環境のためなどの理由もありますし、単純にオーガニックのものは味が濃く格段に美味しい!という理由もありますが、活性酸素を増やさないというためにもJORAではオーガニックのものを勧めています。
活性酸素を減らす4つのポイント
活性酸素が増える原因としてストレスや大気汚染を挙げましたが、
これらは自分1人が気を付けただけでは解決しない問題でもあります。
自分で防ぐことの出来ない要因も多い今、自分で活性酸素を減らすことを意識していきましょう。
- ゆったりとした運動を行う
- オーガニックのもの選ぶ
- 食品添加物のないもの、少ないものを選ぶ
- オプティマルフードピラミッドに沿った食事をする
ゆったりとした運動というのは、ストレスの緩和にもつながります。ゆったりと大きな呼吸を意識したヨガや、無理のないウォーキング、またその場足踏みなどもおすすめです。
オーガニックのもの、食品添加物を控えることは先ほども伝えた異物を排除するための方法です。日々行う食事ですので、少しずつでも意識を変えていきましょう。もちろん、アルコールやタバコも異物となるので控えていきましょう。
4つ目のオプティマルフードピラミッドに沿った食事とは、JORAが提唱している食事のバランスです。これはどの食材をどのくらい摂れば良いのかが数値で明確に表示されています。
食事のバランスが大切という人は多いですがここまで明確に数値化している人はいません。
このピラミッドに沿って食事を進めると自然と体が整います。それと同時に薬を減らすことができた方も多くいらっしゃいます。薬など医薬品も体にとっては異物です。
農薬や食品添加物を控えた食材を選び、必要なバランスの食事で体を整えることで、活性酸素は減り、生活習慣病も改善につながっていくでしょう。
酸化を防ぐには家庭料理を変えていこう
農薬や食品添加物を控えたもの、オプティマルフードピラミッドに沿った食事をしてほしいと言っても、この条件がそろったお料理を出しているお店はほとんどありません。
自分の健康を守るためには“家庭料理”が大切になります。
コロナを経て、自分の健康について考えたのならば、除菌やワクチン、薬を待ちわびるのではなく、活性酸素を減らすためにも、体を根本的に整えるためにも、自分で食材を選び、自分で料理する家庭の料理を変えていきましょう。
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