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「悔い改める」のではなく「食い改める」

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世界中で唯一「家庭料理のシステム化」を教えている一般社団法人日本オーガニックレストラン協会/JORAですが、システム化の中に「揚げ物料理」はありません。
もちろん、だからといって揚げ物を一切食べるな、などと主張するつもりはありません。
揚げ物は時折、信頼のおける天ぷら屋とか、とんかつ屋に行っていただく程度でよいのではないかと思うのです。
家で頻繁に揚げ物料理を作るのは、調理後の油の処理のことなど考えると、合理的ではありませんし、外食で揚げ物を食べるのは質的なことを考慮すれば、リスクが大きすぎますし、ましてやスーパーだのコンビニだので揚げ物を買うなどという行為は、体に多大なダメージを与える一種の自殺行為だと言っても過言ではありません。

同時に、私たちが考えていかなければならないのは、安手の揚げ物などに使われる油の生産方法なのです。
そのような油は多く「パーム油」というものが使われているわけですが、これは「アブラヤシ」という植物から作られています。
問題なのは、そのアブラヤシの生産方法なのです。
パーム・プランテーションと呼ばれる、パーム油生産工場はインドネシアやマレーシアにありますが、その開発のために熱帯雨林や汚泥湿地林が破壊され、温室効果ガスの排出増加などに影響を与えているという事実があります。

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パーム油は揚げ物に使われるだけではなく、チョコレートやスナック菓子、洗剤や化粧品類にも大量に使用されています。
様々な製品の裏書きに「植物油脂」と表示されているものはほとんどがパーム油です。
パーム油は、原料のアブラヤシから非常に効率よく採取でき、他の植物油に比べて、5倍~10倍も生産効率が高いために、世界で最も多く生産されている油なのです。
しかし、環境保護や生物多様性という観点から考えた場合、パーム油の生産の裏側では、最悪の事態が東南アジアの熱帯雨林で起こっているのです。
それは環境面での悪影響だけではありません。児童労働や強制労働、土地開発における地域住民との紛争、保護地区における違法な農園開発などの、社会的な問題も浮上しています。

私たちは今や、自分たちが普段何気なく食べているものの背景にも気を配らなければならなくなっています。
自分たちが食べているものが、環境を破壊し、多くの子供たちや大人たちを不幸にし、他の生物の生存を脅かしているなんて、そんなこと誰も望まないことだと思います。

JORAの活動は「家庭料理のシステム化」をとおして、食を取り巻く様々なファクターを見つめなおし、考え直していくことです。
「悔い改める」のではなく「食い改める」のが大事だと思っています。

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